本日は、お給料の「手取り」「総支給」のお話です。

そろそろ年末調整の時期ですね!
会社で書類に記載をしたり、保険料控除証明を取り寄せたりと、毎年のことながらなかなか覚えられず苦労する方も多いのでは無いでしょうか。
私も、毎年調べながら書類を書いています。最近はシミュレーターで計算してくれるサイトもあり便利だなと思う次第です。

さて、新人、特に新卒の世代と話をしているとキャリアプランの話から時々お給料の話になったりすることがあります。
仕事にも慣れ、同期の中で役職に就く人が出てきた頃や先輩が昇進した頃、自分はどんなプランで仕事を覚えて行きたいのだろう?と改めて自分を振り返ることもあるでしょう。

また、マネジメントする側への興味や役職手当などお給料のアップ具合などについても興味津々。
弊社の場合、給与水準や評価の指標がオープン化されているので目指すところを置きやすいのではと思うのですが、なるほど、悩みは付きない様子。

そうして先日、居酒屋でこんな話が聞こえてきました。
隣り合ったテーブルのこれまた新卒だろうなと思しき女の子と先輩の話です。

新卒A「お給料、20万ないんですよ!?書いてあったのと違うじゃないですか!」

先輩B「・・・それ手取りの話?」

なるほど。
「月収20万円」と書いてあった場合、そのまま20万円が振り込まれていると思っていたら「実は・・・」のパターンでしょうか。
確かに毎月、定期的に決まった金額が振り込まれていると給与明細をマジマジと見ることも少ないかもしれません。

社会人経験が増えるにつれ、給与と税金の仕組みを先輩から教わったり調べたりすることもあるでしょうし、もしくは入社時の研修で学ぶケースもあるでしょう。
毎月、毎年の話でつい忘れがちになってしまいますが、「月収」「手取り」の違いを説明できますか?
また、給料明細書には一体どんなことが書かれているのでしょうか。

お給料明細の見方を知る

会社から渡される給料明細を見ると、色々な事が書いてあります。
一例を挙げますと・・・

  • 勤怠
  • 扶養人数
  • 支給額
  • 控除額
  • その他
  • 振込支給額

ざっと上記のようなものでしょうか。

勤怠についての項目では、勤務日数や労働時間、残業時間や欠勤について書かれています。
残業代や勤務日数が間違っていないかどうかは確かめておく必要があるでしょう。
もしも間違った日数や時間で計算されていた場合はお給料が少なくなっていた、多くなっていたということも。
そんな時はすぐに会社の経理担当へ連絡しましょう。

また、ここに有給の取得状況について書かれている場合もありますね。
有給の残り日数を把握するために、この欄も確認しておきましょう。

さて、それではその他の項目にある「支給額」や「控除」について見ていきましょう。

総支給額?手取り?

年収や月収という場合、一般的には税金や保険料などが引かれる前の「総支給額」のことを言います。

対して、「手取り」と言うと税金や保険料などが引かれ口座に振り込まれている実際の金額となり、皆さんの手元に届く実額を示す場合が多いでしょう。
※ちなみに、月収は基本給に固定手当、変動手当を含めたもので、月給は基本給と固定手当の部分を計算したものとなります。

給与明細の欄にもこの2つが分けて書いてあるのではないでしょうか。

例えば弊社の場合「支給額」の枠と「控除」の枠があり、総支給額が合計金額として記載された後「差し引き支給額」として実際に振り込まれる金額が記載されています。
そして、これを見て「あー・・・税金高いなぁ」と思ってしまうわけですね!

また、控除つまり給与から引かれるものについては

  • 健康保険
  • 介護保険
  • 厚生年金保険
  • 雇用保険
  • 所得税
  • 住民税

などがあり、会社によっては積立金などが引かれている場合もあります。

手当には

  • 残業代
  • 勤続手当や住宅手当などの各種手当

などが含まれます。
この他、インセンティブなど変動するものが入って支給額が確定するのですね。

ちなみに「年収はいくらですか?」と聞かれた場合、ここに賞与(ボーナス)は含まれるでしょうか。

答えはYES。

年収は年間の総支給ですので、ボーナスやインセンティブが含まれた総合金額が該当します。
1年に賞与が2回ある人は2回分を含んだ金額ですし、特別手当や例えば決算賞与などが支給される場合はこの金額も含みます。
しかしながら、「交通費」については会社からもらっている金額ではありますがここには含まれません。
※高額交通費で課税対象となっている場合、年収に含む場合もあります。

就職活動がスタートする時期になると、自分の部屋の家賃や予想する生活費とお給料を一生懸命計算している姿をカフェで見ることもあります。
微笑ましいなと思うのですが、こうした税金や保険料などについても知っておくと、転職・就職活動の際に自分の給与イメージと貰える額のズレがなくなります。
自分の受け取っている金額を正しく知ることはお金に強くなる第一歩だと言えますね。

ちなみに!ふるさと納税を行った場合は所得税や住民税に還付・控除が受けられます。
※確定申告の場合は所得税での還付と住民税からの控除、ワンストップ特例制度を利用する場合は住民税での控除ですね。

お給料がどんな名目で構成されていて、税金はどのくらい支払っているのか。
また、控除を受けられる対象は何があるのかなど実は大切な「お給料明細とお金について」。
毎月のことではありますが、ちゃんと見直して活用してみましょう。